FCM(株)と(株)プロモーションワークスは2014年発表の連結結晶無酸素銅PC-Triple Cに続く音響用導体として、新たにPC-Triple Cと5N銀を二層構造としたPC-Triple C/EX(Pure Copper -Continuous Crystal Construction/EXTRA)を開発した。
PC-Triple C/EXはハイレゾ・ソースのアナログ再生に対応したオーディオ用新素材。PC-Triple Cの周囲を5N銀素材で包んだ構造。
従来、オーディオ用線材としての銀の応用は、通常銅線にメッキ処理を施した物が使用されている。
銀メッキは高温が必要となるフッソ材等の絶縁樹脂から銅の変色を守るための用途が多く、通常のメッキ厚は1〜2μmm程度となっている。メッキされた銀の結晶構造は緻密な結晶粒とはならない。
また数μの銀では基礎材である銅の結晶粒界の銀原子が入り込み表面が均一とならない。そのため表皮を流れる信号は銅/銀を交互に伝送され、安定した信号伝送とはならない。
■用途
ハイレゾの高周波アナログ信号への応用。
表皮効果によって減衰する高周波帯の伝送をPC-Triple C/EXの銀部分によって伝送。PC-Triple C との相乗効果で広帯域の伝送を可能にしている。
■主な特性
1. 銀=99.999% 銅=99.996%
2. 導電率:105.0 IACS %
3. 比重」:9.5
■主な用途
オーディオ、ビデオ、デジタル用途の各種ケーブル、機器用内部配線材、その他のケーブル
PC-Triple Cは
FCM株式会社及び株式会社プロモーションワークスの登録商標です。